2016年03月17日

日本風景写真家協会写真展終了


新宿区四谷ポートレイトギャラリーで行われていた写真展は
御蔭様で昨日終了しました。

御来場いただいた皆様ありがとうございました。
何人かの方からキャプションの付け方がおかしいとの指摘を
受けましたのでお詫び致します。

改めてキャプションの解説を致しますのでお読み頂ければ
幸いです。

あばれ祭.jpg

「燃えるキリコ」

北陸能登半島では夏になると各地でキリコ灯篭のお祭りがあります。
その幕開けとなるお祭りが能登町で行われている「あばれまつり」です。
松明の火の粉が、キリコ灯篭を燃やすような勢いで燃え上がっている様子から
タイトルを「燃えるキリコ」としました。

松明あかし.jpg

「夜空を焦がす大松明」

福島県須賀川市に代々伝わるお祭り「松明あかし」。
10数メートルもある煙突の様な大松明十数基が、いっせいに燃え上がり
まるで火事場の様になります。
その様子からタイトルを付けました。
日本三大火祭りの一つです。

道祖神祭り.jpg

「初灯篭に願いを」

長野県野沢温泉の小正月行事で、日本三大火祭りの一つです。
ブナの大木と萱などで作った社殿を、厄年の若者が火をつけようとする若者、
それをたたき消す42歳の厄年の若者が攻防を繰り広げます。
その脇には子供が生まれた家から初灯篭が奉納されます。
多分、キャプションが入れ替わっていたのはこの写真で写っているものが
灯篭と云う事が理解されていなかった事と思います。

奉納された初灯篭には書き初めなどが飾られ、燃えながら
空高く舞い上がれば良い事があるとういう願いを込めて燃やされます。

野沢温泉の道祖神祭りで写っているものは「初灯篭」、須賀川の
松明あかしで燃えているものは「大松明」、あばれ祭に写っているものは
キリコ灯篭です。

御理解いただけましたでしょうか。

posted by 秀 at 22:27| 長野 | Comment(0) | 写真展 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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